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台湾人材が求職時に重視するポイント

2024-05-14 00:00:00

人事労務コラム

台湾人が転職を検討する際、より高い給与を求めていると思われがちですが、実際は企業体制や

人事制度、人間関係等の不満が積み重なり、転職に至るケースが多いです。

パソナ台湾では、登録人材に対して休職に関するアンケートを実施しています。

20222023年のアンケート結果から人材が求職時に重視するポイントを紹介します。

 

(1) 転職理由は何ですか。(複数回答)
 1位 62% 現職以上のポジション、年収でのオファーをもらったため。
 2位 52% 現職で昇格がなく、キャリアパスが見えない。
 3位 50% 現職の企業、事業に将来性を感じられない。
 4位 46% 現職の不完全な人事制度とマネジメント。


(2)
なぜ在台湾日系企業で働きたいですか?日系企業の魅力は何ですか。(複数回答)
 1位 59% 安定的経営。安易なリストラや解雇をしない。
 2位 44% 賃金や福利厚生が比較的良い。
 3位 35% 社員研修が整っている。

 

(3) 求職時に重視するポイント

・前職より高い給与条件と福利厚生の充実性。

・毎年の定期昇給の有無。

・人事制度が完備され、それが確実に執行されていること。

・明確な企業目標があり、安定した発展成長が見込めること。

・業務内容が自分の専門知識や今までの経験を生かせること。

 

採用面接においては、企業が求職者の求めを理解し、それを如何に満たすことができるのか

アピールすることが大切です。日系企業の強みである安定的かつ堅実な経営姿勢を示しつつ、

人事制度、福利制度、社員研修が整っていることが、優秀人材の確保や、

既存社員の満足度向上に繋がります。